VS-100N用穴あけジグ

前回の記事で設計図を書いていたジグなんですが、色々な会社を調べたり問い合せたりした結果、滋賀県にある「日本プレート精工」様にお願いして製作して頂きました。
ホームページはこちらになります。
http://nps1.jp/ordermade/
オーダーで製作されたものがこちらのブログに多数掲載されています。
http://d.hatena.ne.jp/hseikoh/

「アルミとステンレスのオーダーメイド」とホームページに記載があったので、ドリルの位置を固定するジグなので、アルミでは削れてしまって困るからステンレスで製作依頼をしようと思っていました。ステンレスだと、風呂場に洗濯物を干すためのパイプを付けようとして、ステンレスのパイプを浴室の幅ちょうどになるように切断したことがありますが、金ノコの歯がこぼれるばかりでなかなか切れなかった記憶があったので、加工が困難な場合もあるため工賃が凄く高くなるのではないかななどと想像しながら恐る恐る…。

実は個人からの製作依頼を受けてくださる別の会社、工場などにも見積りを依頼したりしていたのですが、3万円から5万円の制作費を提示され途方にくれておりました。
前述の日本プレート精工さんへ、前回の記事の設計図を添付したメールに用途も詳しく記載して見て頂いたところ、ご担当の方より

「用途からアルミやステンレスではなく、鉄+メッキで検討されてはいかがでしょうか?
アルミだと柔らかく高価ですし、ステンレスは材料費が非常に高価です。
メッキは亜鉛系のユニクロまたはクロメートが良いかと思います。」

という提案をして頂きました。金額は送料込みで12,600円でした。
高額な精密機械を買わずに思った加工ができると思えば、ギリギリ出せる金額でした。

5/27日に入金して、約2週間後、6/9に商品が届きました。
それが、こちらです。

クロメートメッキで金ピカでとても綺麗です。鉄で製作していただいたことが幸いして重量もあるので、クランプなどで固定する時の為とドレメルのルーターで溝掘りのアタッチメントを使うときのために左側を少し余分にスペースを開けていただいたのですが、固定しなくても作業台の上でぐらついたりしません。これは思わぬ効果でした。
ネジは予めこちらで用意していたものです。

このベースにVS-100NのベースプレートをM4の皿ネジで固定します。



彫りこみ加工をして頂いているので、プレートの上面と彫りこみの外周がほぼフラットになるようになっています。
それで、弦の通る穴の延長線上の上下にM4のネジ穴が空いています。ブリッジの弦間ピッチと同じ10.8mm間隔で空いています。精度もバッチリでした(^o^)さすがプロのお仕事です。センタポンチ打って私の手作業では絶対ずれてしまっています。
こちらに小さい方の部品を取り付けます。

前後の位置をネジで調整してから、上から六角レンチでがっしり固定します。
2ミリのネジ穴のガイドの下の部分(ブリッジプレートと接する所)は、穴あけ位置の確認と切りくずを逃がすために10mmほどに渡って1ミリの深さで切り込みがあります。

で、実際に穴を開けているところではありませんが、こんな感じで穴を開けます。
6弦の所だけ、試しに開けてみました。

ストライク!ど真ん中です。縦に5mm幅の長穴にするため3mmずらした場所にもう一つ穴あけして、長い面はヤスリで整形しようと思っています。
穴の位置は下まで貫通する穴になっているので、このジグに固定したまま作業ができそうです。

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