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11月, 2011の投稿を表示しています

サブマシンの構成を検討中

現在の録画サーバを使用するまでは、AMD PhenomII x4 905e+ ASUSTek M3A78ProにAdaptec 2405というRAIDカードにHDDを繋いで、あとは現在使用しているものと同様の構成で録画サーバ兼ファイルサーバとして使用していました。録画していない時やエンコードしていない時はKVMで仮想化したPCをサブマシンのような位置づけで実験したりという使い方をしていました。  現在の録画サーバ兼ファイルサーバにして、サブマシン用にオークションでIntelのD510MOというAtom搭載のマザーボードを割と格安で購入して使用しているのですが、何しろNICの安定性がイマイチである。Intel製のマザボなのに蟹チップ(とはいえ最近のオンボードNICの蟹率は高いけど)だったりするせいなのかどうなのか判らないけど、OS自体は動いているのに共有フォルダに接続できない、VNCもつながらない、ping打っても応答なしに3日に一回くらいの割合でなってしまう。  ドライバを色々入れ替えたり、トライしてみたものの改善されないので、違うマザボにしようかどうしようか考えあぐねている。 できるだけ省電力な構成かつ低予算にしたいのだがアイディアとしては  その一   まだ売却せずに所持しているCPUを生かす…   この場合、最も格安なマザーボードで「J&W MINIX 7025-UC3」が6000円前後   +メモリーも必要なので仮に8GB分のDDR3-1333メモリーが約4000円。で約1万円   ○CPU購入しなくても良い。そこそこの性能は期待できる   ×マザーボードの電源コネクターが20pinなので電源にPicoPSU 150XTを使用するつもりだが、変換コネクターを付けるとPicoPSUの基板の固定ができない。   ×このマザーもオンボードLANはRealtec 8111cなのが気分的にちょっと嫌。  その二   HDD、電源、ケース以外を新調する   こちらの場合は、CPUはCeleron G530かPentium G620T(4~5000円)、マザーボードの候補としては「Intel DH61DLB3」(7,500円位)、メモリー8GB(4000円位)で合計16000円前後。   ○マザーボードの電源コネクターが24pin

mdadmでのRAID構築までの記録3

RAID構築に関しての記事も一応3度目になりました。 故障したHDDは販売店に送って確認して頂いた所、保証期間内であったため無償交換して頂けました。タイでの洪水、HDD価格の高騰の直前だったため迅速に対応して頂けました。ArkJAPANさんに感謝です。 前回の投稿の通り、HDD3台でのRAID5は一応2日ほどかけて再構築も完了しました。新品のHDDも3台手元にある状態になりましたので、当初の計画通りHDD6台でのRAID6に移行させていこうかと思います。 先日の投稿 の通りの手順で、まずは追加した3台のHDDにパーティションを作成します。 # parted /dev/sdX (parted) mklabel gpt としておきます。一旦partedを終了します。 (parted) quit そして通常のコンソールで # parted --align=min --script /dev/sdX mkpart primary ext4 0 100% 作成したHDD3台分のパーティションを、RAIDアレイに追加します。元々、/dev/sda1、/dev/sdb1、/dev/sdc1 を既に使用しており、/dev/sdd1、/dev/sde1、/dev/sdf1 を追加するものとします。 # mdadm --manage --add /dev/md0 /dev/sd[def]1  mdadm: added /dev/sdd1 /dev/sde1 /dev/sdf1 RAIDの状態を確認します。 # cat /proc/mdstat  Personalities : [raid1] [raid6] [raid5] [raid4]  md0 : active raid5 sdf1[5] (S) sde1[4] (S) sdd1[3] (S) sdc1[2] sdb1[1] sda1[0] 586082736 blocks level 5, 64k chunk, algorithm 2 [3/3] [UUU]  追加した3台のHDDのパーティションがスペアディスクとして認識されています。スペアディスクは上記の状態ですと、/dev/sda1, /dev/sdb1, /dev/sdc1 のいずれかのディスクにて障害が発生した場合に

mdadmでのRAID構築までの記録2

前々回の更新でmdadmでWD30EZRX(3TB)のHDD3台でのRAID5の構築ができました。 本当は3台追加してパリティディスクを2台に分散したRAID6へ移行するつもりだったのですが、途中でRAID5の状態でHDDが1台故障してしまったり、移行にも失敗してしまったのでその記録を書いておきます。タイでの洪水により現在は3TBのHDDも1台が2万円以上になるほど価格が高騰していますが、1ヶ月ほど前の時点では1台8000円程でしたので追加用に3台購入して次の休日にケースを空けてHDDを追加しよう…と思っていた矢先に保存していたアニメを見ていたら 「カコ~ン」という音とともにアクセス速度が急に落ちるという現象がorz cat /proc/mdstat としてみると正常な状態であれば、 Personalities : [raid6] [raid5] [raid4] md0 : active raid5 sdc1[2] sdb1[1] sda1[0]       586082736 blocks super 1.0 level 5, 128k chunk, algorithm 2 [3/3] [UUU]       bitmap: 2/350 pages [8KB], 4096KB chunk みたいな出力がされるものなんですが、先ほどの異音発生後、mdstatを見ると $ cat /proc/mdstat Personalities : [raid6] [raid5] [raid4] md0 : active raid5 sdc1[1] sda1[0]        586082736 blocks super1.0 level 5, 128k chunk, algorithm 2 [3/2] [U_U]       bitmap: 2/350 pages [8KB], 4096KB chunk       unused devices: <none> てな感じの出力がされました。 BIOS(使用しているマザーボードはUEFIですが便宜上)で確認してみると既に2番目のSATAコネクタに挿してあるHDDが認識されていません。マザーボード側の問題という事も考えられなくはないためRAIDのHDDのコネクタを外した

EPGRECのセキュリティ

サーバを24時間稼働させていると外部から侵入されないかなど気になります。自分だけならともかくも、踏み台にされて多数の方に迷惑をかけるような事にはならないようにしたいものです。 EPGrecの運用を色々と調べているうちに、参考にさせて頂いたサイトの1がふと目に留まり、設定しておく事にしました。 目的は、apacheから書き込み権限を無くすと録画したファイルが生成されない為、epgrec以下のディレクトリを外部から見られないように認証を設けることです。 手順は以下の通りです。 パスワードファイルを生成する rootでhtpasswdを実行する ファイルの場所や名前はどこでも良いらしいが、後々わかりやすいように/etc/apache2/mods-available以下にhtpasswdという名前で生成する sudo htpasswd -c /etc/apache2/mods-available/htpasswd hogehoge New Password: Re-type new password: Apacheの設定を変更する httpd.confを開き、epgrecに認証の設定を追記する sudo vi /etc/apache2/httpd.conf 追記する内容は以下の通り <Directory "/var/www/epgrec"> AuthType Basic AuthName "Private" AuthUserFile /etc/httpd/conf/htpasswd Require valid-user --(既存の設定)-- </Directory> 設定を反映するためApacheの再起動 sudo service apache2 restart 反映させた後、EPGrecの番組表などにアクセスしようとすると、上記で設定したユーザー名、パスワードを要求されるようになります。 参考にさせて頂いたサイト epgrecを安全に運用する Ubuntu 10.04 LTSでApacheのBASIC認証

mdadmでのRAID構築までの記録1

前回の更新が8月なので、ほぼ3ヶ月更新できませんでした。ちょうどその頃Twitterって奴を始めてしまい、お手軽なせいもあってついついそちらばかりになってしまいました。 Ubuntu 10.04LTSを用いた録画サーバですが、現在のところ安定して運用できています。構成も前回書いたものから少々変更になりましたが、備忘録も兼ねて書き出しておきます。 CPU Intel Core i3 2100T CPUクーラー サイズ KABUTO Mother Board ASUSTek P8H67M-Pro Memory 4GB x2 計8GB HDD HGST HTS543225A7A(2.5" 250GB): システム用 Western Digital WD20EARS(3.5" 2TB): 一次録画用 Western Digital WD30EZRX(3.5" 3TB) x 6台: RAID6 データ倉庫用 拡張カード類 玄人志向 SATA2I2-PCIe(システム・一次録画用HDDを接続) アースソフト PT2 電源ユニット Corsair AX650 ケース Lian-Li PC-A04B ツッコミどころ多々あるかと思います…この構成で650Wの電源はいらないだろう…とかTDP35WのCPUにそんなクーラーいらないだろう…とか。一応弁解しておきますと、KABUTOについては前録画サーバとして使っていたものから流用です。オークションで売って処分しようかとも思いましたが、相場価格を見たら手間がかかる割にたいした金額になりそうもないので使ってしまおうと思った次第です。 電源については、プラグイン式で24時間稼働させるので高効率のもの…と思って色々検討した結果これになりました。動作音も静かで良好です。 電源電卓 で計算してもHDDが全て動いても恐らくは300W以下だろうと思いますのでマージンを見ても400Wクラスの電源で十分だったんですが、SATAの端子が足りなすぎたり(まぁ分岐ケーブル使えば良いんですが数が多くなるとそれも結構な金額になるし)、プラグインじゃ無かったり、色んな所のレビュー見たら音がうるさいとかだったりで、これになりました